ご覧のような、深い呉須の味わい、
見込みの菊花やそれを取り巻く如意頭文の素朴な意匠
の中にある力強さは、初期ならではのものです。
初期の好きな方には、たまらないものでしょう。
見込みに掛けて分厚く重い手取り、文様と相まって
初期でも１６４０年以前のものと思われます。
目立ちませんが、見込みに貫入がございます。
この貫入は光線の具合によって見える程度で、
写真には撮りきれませんでした。
口縁に窯疵と小さなホツレが２つございます。
古い初期のお皿であることを考慮いたしますと、
問題にはならないと思います。
裏の指跡や釉溜りも見どころです。
よろしくお願いいたします。
口径 約 １４.３ ｃｍ 高さ 約 ３.５ ｃｍ 高台径 約 ３.５ ｃｍ
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