見込みに描かれた花は牡丹でしょうか。
縁に幅広に描かれた四方襷が、お皿全体を引締めています。
この当時、呉須は金と同じ様に高く、
これだけ絵付けされたお皿は、上手のものです。
若干甘手の部分があり、見込みに甘手から発生したと思われる
ニュウがあり、高台内に部分に抜けています。
ニュウは補修済みです。
目立たず、初期であることを考慮すると、あまり問題はないと思います。
口縁にホツレの金直しがあり、
目立ちませんがそこから赤点の間にニュウがございます。
高台畳付に釉はげ程度の削げがございます。
ご覧の桐の箱に入っております。
よろしくお願いいたします。
口径 約 １４.４ ｃｍ 高さ 約 ２.９ ｃｍ 高台径 約 ５.５ ｃｍ
|
