ご覧のような、あがりの良い七寸皿です。
同じ構図の柘榴の七寸皿は皆さんもご存知かと思います。
子孫繁栄を意味する桃、中天に掛かった月?が絶妙の配置です。
口紅は、伝世されるうちに擦れて薄くなったようです。(桐箱付)
400年の重みとも言えましょうか...。
飾れば目立ちませんが、やや全体的に甘手です。
口縁に一つ窯疵と、高台内に釉弾きがございます。
口縁4ヶ所にホツレの共色直しがございます。
高台畳付に薄い削げのようなホツレがございますが、
許容範囲かと思われます。
裏は指跡や涙痕が多数見て取れ、それこそとろとろです。
貴重な逸品かと思われます。
よろしくお願いいたします。
口径 約 19.8 cm 高さ 約 3.6 cm 高台径 約 8.0 cm
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